近年増加傾向にあるうつ病患者。
うつ病は「心の風邪」とも呼ばれていますが、症状としては風邪なんかとは段違いにつらい病です。
何もやる気が起こらず体がだるくて重い。
そして、一日中床に伏せっている。
そんな日々がいつ終わるか分からず続く。
それに関連して、うつ病患者の自殺率は非常に高いと言われています。
そのため、自分がうつ病かそうではないかを早期発見することは、苦しい状態から早く抜け出して社会復帰できるかどうかに強く関わります。
早期発見が遅いほど症状はひどくなります。
しかし、問題なのは、うつ病は「こころの病」であることです。
心のことなので、見た目では判断できず、他人からも気づかれにくいです。
そして、うつ病の客観的指標が現在の医学では皆無の状態です。
そのため、早期発見は困難を極めます。
ただし、うつ病の初期症状のようなものはあると私は思います。
今回はその初期症状になりうるものを紹介したいと思います。
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うつ病の初期症状を行動から探る
抑うつ気分などのように、はっきりと目に見えない症状ではなく、目に見えるかは分かりませんが、普段の行動でうつ病かどうかを判断できる症状について以下に述べます。
「こころの病」というイメージが強く、実は大切な症状のサインを見落としている可能性があります。
なお、下記の症状があるからといって、絶対うつ病に罹っているというわけではありません。
しかし、下記の一つでも自分に当てはまるものがあれば、医療機関に相談した方がよいと思います。
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三大欲求の欠如
①食欲
最近食欲はありますか?
例えば、ご飯一杯でお腹一杯、食事回数の減少、そして、食べる気さえないことはありませんか?
もしあれば、うつ病の初期症状かもしれません。
体重を測って数週間で10キロも体重が落ちたことがあればかなり危険な状態です。
体重に関しては、診断基準でも触れられていることなので、一度医療機関に行きましょう。
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②睡眠欲
最近眠れないことはありませんか?
例えば、布団に入って寝入るまでに何時間もかかったり、気づいたら朝になっていたりすることはありませんか?
他にも、途中で目が覚めてすぐに寝付けなくなってしまうことはありませんか?
睡眠の問題はうつ病では一番顕著に出ます。
睡眠でお困りの方は、医師に訪ねてみた方が良いと思います。
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③性欲
これは、あまり言えないですが、異性への興味がなくなったり、性的な感情が湧かなかったりすることです。
あえて、ここまでにしておきましょう。
以上の三大欲求が無くなるとうつ病の可能性が高まります。どれも心について尋ねていませんよね?
これらの初期症状は、体の徴候や行動について言及したものばかりです。
自分の現在の状況を冷静になって思い返してみて、一つでも当てはまれば専門家に聞いてみてはいかがでしょうか?
きっと今の辛さが軽くなると思います。
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